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建築パースとは?建築パースの種類を徹底解説②

 

内観パース

建物の内部の間取りやそれぞれの室内を、実際に建物の中にいるようなイメージで制作するパースです。

建物の中の内装やインテリア、家具まで含めて制作することによって、

まだできていない建物の居住空間をイメージしやすくなります。

建築のプロであれば、平面的な間取り図だけで内部をイメージすることができますが、

その建物に居住したり利用したりする人は素人であり、間取り図だけでは実際の居住空間のイメージには結びつきません。

そこで間取り図や設計図を元に制作された立体的な表現によって、実際にその場に居るようにイメージすることできます。

特にCGで作成すると室内をさまざまな角度で見たパースを作成することが容易にできるので、

より実際的なイメージを把握することができます。

また家具やインテリアをエンドクライアントの希望に沿って配置して作成することによって、

実際の居住イメージを実感することができます。

 

外観パース

「外観パース」は建築物を外から見たイメージを表現したものであって、

建物の外観をよりリアルに実感することができます。

また周辺環境の施設や道路などを含めて表現することによって、

周辺環境との調和や周辺への影響も含めてイメージすることができます。

外観パースを活用することによって、周辺とのバランスを考えながら

建物の外壁やエクステリアなどの細かなデザインを確認し、あるいは変更をおこなうことができます。

CGによる外観パースでは光源などの設定によって昼間と夜間の外観パースを制作することができます。

昼間と夜間における見え方の違いを確認することによって

セキュリティの問題点などを検討するうえでも効果があります。

 

鳥瞰パース

建築物の外観や内部を、上から俯瞰したアングルで作成するパースを「鳥瞰パース」と呼びます。

実際には見ることはできない角度からの表現ですが、建物全体や建物の

内部レイアウト全体を見通すことができるので、

レイアウト全体を説明するための資料として使用すると効果があります。

特に店舗や商業施設などの不特定多数が利用する建築物では出入り口や各種サービススポットなど

全体のレイアウトが重要であり、そういったレイアウトの確認には有効なパースです。

 

合成パース

「合成パース」は、CGで作成したパースと実際の写真を合成して作成する建築パースです。

実際の風景や人物とCGを合成することでより実写に近い表現ができるとともに、

パースの作成時間を短縮することが可能となります。

敷地周辺の写真にCGで作成した建築物を合成することによって、

建築物が完成したときの周辺の景観をより実際的に表現することができます。

また人物の写真をCGの建築パースに合成することで、建築のスケール感や人の行動のイメージが容易になります。

建築物の一部を変更するような場合は、現在の写真に合成することで完成後のイメージがよりわかりやすくなります。

特に景観条例などの規制がある地域での建築では、合成パースを利用することによって

景観の変化がわかりやすく効果的な説明資料となります。

合成パースではCGと写真を合成するため、写真のスケール感や奥行き感、

そして光源の位置などを細かく調整しないと、違和感のある建築パースになるので制作には細心の注意が必要です。

 

 

まとめ

建築パースは住宅や施設などの建築物の完成状態を立体的に表現した図であり、

工程の状況や目的に応じて手書きやCGあるいはCGと写真を合成して作成します。

建築パースを活用することによって建築のプロではないエンドクライアントや近隣住民、

入居予定者などに、建築物の外観や内部の状態を容易にイメージしてもらうことができます。

これによってデザイン検討段階における理解不足などに起因するトラブルを未然に防止することができます。

内観パースでは室内に家具や各種の備品を設置した状態を表現することによって、

間取り図ではなかなかわからない利用時の室内の様子を居住者や利用者にイメージしてもらうことができます。

また実際の写真とCGイメージを合成する合成パースを活用することによって

建築物完成時の景観をより実際に近いイメージで捉えることができ、建築計画の説明などをより効果的におこなうことができます。